行ってきた!レオナルド・ダ・ヴィンチ「アンギアーリの戦い」展
名古屋市博物館で開催中の「レオナルド・ダ・ヴィンチ『アンギアーリの戦い』展」に行ってきた。
アンギアーリの戦い
レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展名古屋会場オフィシャルサイトより
フィレンツェ共和国軍とミラノ公国軍の間で行われた戦いであり、レオナルドが1503年にフィレンツェ共和国の行政長官によって依頼を受け、フィレンツェのシニョリーア宮殿の大会議室に構想した壁画。
レオナルドはこの壁画で、主流のフレスコ技法ではなく油彩による新技法を試したが、雨で油が垂れてきてしまったりと、結局完成させることができず、傑作になったであろう作品は失われてしまった。
今回のメイン作品「アンギアーリの戦い(タヴォラ・ドーリア)」(↑写真)はその戦闘の中心部の模写。イタリアの名門貴族、ドーリア家にもたらされた油彩による絵だが作者は不明。
展覧会の趣旨
レオナルド・ダ・ヴィンチによる「アンギアーリの戦い」は未完のまま失われてしまった。現存する手稿や下書き、いくつかの著名な模写を見比べて、レオナルドはどのような作品を描こうとしたのか考えてみよう。